匿名の私たち

哀愁漂うサラリーマン

小坂が読み、かとしが読まなかった「ナナメの夕暮れ」

本を読んで閃いた人のイラスト(男性)

私は自己啓発本が大好きである。なぜなら、自分が成長し、普段の不甲斐ない自分から解放されるからである。そんな自己啓発本と対極にあるナナメの夕暮れを私は2度も3度も読み返すのか?

 

 

ナナメの夕暮れの魅力を2つ考えた。

 

1つは簡単であること。

 

ここで言う簡単とは、文字数が少ないことを指す。感覚としては、小学生の絵日記を読むことにちかい。平易な文で内容は十分の伝わるので、ストレスがない。普段、会社で怒られまくっっている私にはぴったりであった。

 

2つ目は若林の書きたいことしか書いてない点である。エッセイだから当たり前だ。

 

私が自己啓発本を読むのは

自信がないから、背中を押して欲しいから、助けて欲しいからである。

しかし、この本はそんなことはしない。エッセイだし。若林の独りよがりの本だ。

ただ、それがいい。若林の独りよがりに助けられる。そんな感じがある。

 

普段、自己啓発しか読まない、難しい本しか読まない。そんな人は少し手にとってみて欲しい。きっと肩の力が抜けて、ゴルフのスイングもよくなるはずだから。