【目次】
はじめに
そういえば、休日に時間が取れたので映画「紙の月」を見たんだよね。
なんか聞いたことだけあります。一体どんな映画なんですか?
銀行員の横領の話で、実話もあるんじゃないかと噂されている作品だよ。今から順番に説明していくよ。
「紙の月」は、原作は小説でその後話題となり、ドラマ化、映画化した作品です。
小説では柴田錬三郎賞も受賞したらしいです。
本作品は、銀行員の横領を背景にお金による人間の欲と理性との共存を背景に、人間の本性がうまく描かれていると思いました。
人間の本性というのは性善説か性悪説かというような人間の根本的な部分であって、本作品では主人公のような偽善的な行為は結局報われないというある意味酷なものだなと思います。
この作品を見て面白いと思う人はまずいないと思いますが、非常にメッセージ性の強い作品であると思います。
あらすじ
あらすじを書いていこうと思ったが、非常にわかりやすいサイトがあったのでこちらを紹介しておきます。
https://luckynow.pics/kaminotuki/
この記事書いた人の国語力の高さに驚愕です。
簡単に書くと以下のような流れかなと思います。
1.銀行員として勤める
2.収入の低さ、生活の生きがいのなさに虚無感を覚える。
3.「ちょっとだけなら」という気持ちで銀行のお金に手を出す。
4.不倫開始
5.お金を貢ぎに貢ぐ。
6.バレ始める。男にも裏切られる。
7.高校時代の募金の話。親のお金をこっそり取って、高額の募金をしそれは偽善だと怒られる。
8.海外へ逃亡。7.でおそらく募金へのお礼の相手からトマト?をもらう。無償の愛?的なものを感じる。
感想
あらすじを見ていただければこの作品のストーリーはわかると思うのですが、最後の伏線回収といい、本映画の最近では考えられないくらい内容が濃密でクオリティが高かった。
主人公の梨花のようにいままで真面目に生きてきた人にとって、「なんでも自由にしたいことをしてもいい」という状況になったときに自分が何をしたいのかわからないという気持ちに共感しました。
梨花は好きな男と不倫し、好きな男に貢ぐ、好きな男とお金を使って遊ぶといった選択肢を取ってしまったわけではありますが。
また、人に何かをするときに見返りを求めてしまうという人間の本性は怖いものだなと思った。
自分も結局は偽善者だからな~と思うこのごろでしたとさ。